ヒルトン小樽(01/08/29〜31)
ヒルトン小樽

 夏休みを取得してヒルトン小樽に宿泊しました。JR小樽築港駅前に広がる巨大ショッピングセンター「マイカル小樽」の中心施設としてヒルトン小樽 がオープンしたのが2年前。国内5番目のヒルトンホテルです。事前の調査でマイカル小樽の巨大さはある程度わかっていたつもりでしたが、実際に訪れてそれを直に体験しました。施設の大きさは直線距離で500m以上、敷地全体を含めると700〜800mはあるのではないでしょうか。下の写真を見てもらえれば大体わかるでしょうか?
巨大なマイカル小樽  この先まだ続く!

 JR小樽築港駅で下車、駅からそのままマイカル小樽へと繋がっており雨に濡れずに辿り着く事ができます。しかしながら駅は上の写真の観覧車の辺り。ショッピングゾーンを延々と歩き、ようやく中心部に到着したのですがヒルトンが見当たりません。入口で大体の場所は把握したつもりだったのですが迷子になりました。Web上でもフロントを捜して迷子になったという書き込みがあったのですが、まさにその通りになってしまいました。再度案内板を見ながらうろうろしているとテナントの後ろに回りこむような感じでフロントへの入り口を見つけました。これでは迷うわけです。しかし、生活観あふれるマイカルの中を散々歩いた後にホテルに一歩入るとその雰囲気の違いに驚愕します。
わかりづらい入口
フロント

 フロントロビーは結構混雑しており、チェックインまで待たされることになりました。その時は気づかなかったのですが、すぐ後ろにHiltonHHonorsカウンターがあり、そこで優先チェックインをする事ができたはずです。HHonors GoldVIPとしての特典は朝食券でした(2泊とも)。予約していた部屋がデラックスルームだったので、これ以上の部屋のアップグレードは適用されませんでした。
 ベルに案内され、部屋に到着です。客室は14階の禁煙フロア、オーシャンビューでした。部屋は木を多用した落ち着いた造りで、他のヒルトンとは趣が異なります。また日本のヒルトンの特徴でもある障子と襖はここにはありませんでした。ベッドは180cmX200cmのゆったりしたものが入り、天井高も高めに確保されています。目の前には小樽港・小樽マリーナが広がり、視界を遮る物は何もありません。その代わり夜は真っ暗で、夜景などは見ることができません。山側の客室は小樽の街並みが望めるようで、山側指定で宿泊される方も居るようです。
木を多用した客室内
ゆったりとしたベッド
小樽マリーナ
小樽港

 デスク、アーモア、ミニバーなども木を使っています。ヒルトン小樽全体がこのような意匠で設計されているようです。TVにはウェルカムメッセージが表示されていました。長期滞在される方も多いのか、引き出しの数は多めで多くの服を収納することができます。ベッドサイドには電話機とスタンドが設置されていますが、ビルトインの時計がここにはありません。代わりに普通の目覚まし時計が置いてあります。あまりにも普通の目覚まし時計なので、ちょっとびっくりしました。何か意図があるのでしょうか?
それと室内に調光可能な照明が一つも無いのも気になりました。フットライトの光量が乏しいので夜は真っ暗になってしまいます。その代わりにベッド真上に読書灯があるのですが、これは逆に眩し過ぎです。この辺が妙にちぐはぐな感じです。
デスク
アーモア
ミニバー
ソファー

 アメニティは他のヒルトンの一般フロアと同じものでした。モルトンブラウンが置かれるのはスイートだけのようです。2日目にはマウスウォッシュが追加されました。バスルームは他のヒルトンより広めで、最近の設計のホテルらしい感じがします。ベイシンも大理石張りになっており、トイレも洗浄式です。電話機は着信専用のようです。些細な事ですが、他のヒルトンはマッサージの案内がホテルの建物の形をイメージしているのですが、ここは普通のアクリル板でした。バスタブは長身の方もゆったり入れるサイズです。ただ水圧は低いようで、バスフォームの泡立てがうまく行きませんでした。
アメニティ
ベイシン
バスタブ
洗浄式トイレ


 その他、小樽はガラス製品が有名ということでアーモアの上にはガラス製の大きな置物が置いてありました。このホテルは客室数が他のヒルトンよりも少ないので、廊下もそれほど長くありません。デラックスフロアにはバスローブがありますが、通常の寝間着と浴衣も用意してあります。寝間着はヒルトンのロゴが入っており肌触りがとても良い感じです。他には観光地のホテルらしく、宅配便専用箱が用意されており、これにもヒルトンのロゴが大きく印刷されています。
ガラス製の置物
落ち着いた感じの廊下
ロゴ入りの寝間着
ロゴ入りの梱包箱

 翌朝、2Fにあるテラスブラッセリーで朝食ブッフェをいただきました。8時前でしたが大勢の宿泊客で賑わっていました。しかしツアー客が多く、落ち着いた中で朝感を楽しみながら食事をするという雰囲気ではありませんでした。朝の食堂というイメージがピッタリです。いつもはエグゼクティブラウンジで喧騒とは別の世界で食事を摂っているため、この点は気になりました。
 テラスブラッセリーはホテルの中央にあり、大きな吹き抜けと一面ガラス張りが特徴のテラスレストランです。朝とランチタイムはたくさんの種類の料理が並ぶブッフェが、午後は小樽のマダム達が詰め掛けるケーキバイキング、夜はマリーナを眺めながらのディナータイムとなります。朝食ブッフェはスクランブルエッグやジャガイモ料理、フルーツコンポート、和食メニューまでがずらりと並びます。併設されたロビーラウンジではドリンクやケーキセットなどをいただくことができます。夜はここでケーキセットを食べました。しかし雰囲気を壊すのはツアー客だけではなく、ホテル側にもありました、それはレストラン横のカニ販売です。せっかく木を用いた意匠の空間に真っ赤な「カニ」の旗と幟。並んだ冷蔵ケース。目の前に並んだホテルのテーブルには電卓と伝票を広げたおじさんが売り上げの計算をしています。ホテル内で見た唯一の赤がこの一角でした。
 車寄せは海とは反対側にあります。こちらはマイカル小樽としては裏側の雰囲気で、華やかなイメージはありません。他のサイトで知った情報では、マイカル小樽が閉館した後(24:30以降)、ホテルの到着した宿泊客はこの車寄せから入るしかないそうです。一番上のマイカル小樽全体の写真で言うと観覧車から中央のホテル棟まで歩くことになります。夏はいいですが、冬は深夜の雪の中ホテルまでたどり着くのはかなりの苦労が想像されます。マイカル内からフロントまでの到達経路と同じく、これはかなり問題だと思います。
 ホテル棟のてっぺんは小樽の倉庫群の屋根と同じようにロゴ(屋号?)が入っています。北一硝子なども皆こんな感じで屋号が入っています。美瑛の街の商店にはどの建物にも創業年が刻まれていました。
テラスブラッセリーの吹き抜け
ベイサイドラウンジ
ヒルトン小樽
屋号?


 ヒルトン小樽は開業してまだ2年、これからのホテルです。国内のヒルトンは東京ベイを除きビジネスマン向けのシティホテルです。しかしヒルトン小樽は小樽観光客がそのほとんどを占めるでしょう。九州や沖縄ではなく北海道に進出したヒルトン、これからも北海道に行くときは札幌のホテルではなくヒルトン小樽に泊まろうと思っています。